社会実験概要
新宿副都心5号街路沿いで新宿副都心エリア内の公開空地や道路空間(歩道)等を一体的に利活用し、多様な人々の滞在・交流を促進する魅力的なコンテンツを配置すると共に、回遊性を向上させる取組を企画として、社会実験「FUN MORE TIME SHINJUKU2025」を実施した。
2023年3月に東京都・新宿区が策定した「西新宿地区再整備方針」及び令和7(2025)年1月にとりまとめた『ガイドライン』が示す、LOVE(新宿警察署裏)交差点における まちの将来イメージを、イベントを通じて仮想的に再現するため、①滞在性の向上 ②回遊性の向上 の取組みを実施。ほかに利用実態の調査を行い、その効果を検証した。
| 名 称: | FUN MORE TIME SHINJUKU 2025 イベント満喫! 今年はアート巡りで楽しむ西新宿 |
|---|---|
| 実施日程: | 2025年10月17日(金)〜10月19日(日)、計3日間 |
| 実施場所: | 5号街路 沿道(SOMPO美術館~新宿中央公園) |
| 主 催: | ファンモアタイム新宿実行委員会、一般社団法人 新宿副都心エリア環境改善委員会 |
| 共 催: | 東京都 |
| 後 援: | 新宿区 |
| 協 力: | 公益財団法人 東京都都市づくり公社 |
| 協 賛: | 大成建設株式会社、東京建物株式会社、小田急電鉄株式会社、株式会社新都市ライフホールディングス 東京ガス株式会社、野村不動産株式会社、住友不動産株式会社、独立行政法人都市再生機構 |
| メディア掲載: | 東京MX、新宿区報、大新宿区まつりパンフ、新宿フィールドミュージアムパンフ、関係各団体HP、他 |
| 来場者数: | 約6千人 |
社会実験の内容
滞在性の向上
1.総合受付

- イベントの案内やスタンプラリーの対応。
- 西新宿のまちづくりを紹介するパネルを設置し、来場者へPR。
2.キッチンカー

- 新宿アイランド・新宿野村ビルのテナントが、それぞれのビル前に出店。アイランドは3台、野村は18(金)、19(土)に日替りで1台出店。
3.食物販(チーズケーキ販売)

- 新宿三井ビルの前で鳥羽国際ホテルのチーズケーキを販売。17(金)は売り切れになるなど、多くの人が足を運んだ。
4.まちづくりPRブース(東京都)

- 東京のビジネス街として発展してきた「西新宿」や、世界一の乗降客数を誇る「新宿駅」が、将来どのように変わっていくのかパネルを用いて紹介。
5.身近な健康に関する情報の提供

- 楽しく元気の出る肩こり・腰痛対策や、糖尿病の予防、育児相談等、東京医科大学病院医療スタッフによる身近な健康情報を提供。
6.~ファン・モア・ナイト~

- 18(金)の夜に昭和歌謡限定のカラオケ大会を開催し、アイランドテナントの飲食店からおつまみとお酒を提供。仕事終わりの会社員が多く見られた。
7.AQUARIUM TOKYO

- 都会で感じる自然をテーマにした国内最大級のネイチャーマーケットを開催。
8.SHUKNOVA

- 18(土)はパークマルシェで食品や雑貨を、19(日)はPARKDAYではスポーツイベントを開催。
回遊性の向上
1.アート巡りスタンプラリーを実施

- 西新宿の既存アート作品9箇所を巡るデジタルスタンプラリーを実施。スタンプを4つ集めると景品がもらえる。
2.スローモビリティ試乗体験(WHILL)

- スローモビリティ(WHILL)は、最新鋭の技術を備えた近距離モビリティで、歩行者の移動をサポート。試乗体験を18(金)、19(土)で実施。
3.超高層ビル飲食店マップの作成・配布

- エリア内の回遊性を高めるため、飲食店マップを作成。総合受付のほか、スマートシティフェスタの受付に置いて来場者に配布。
東京都主催のイベントとの連携
スマートシティフェスタ(デジタルサービス局)
- スマートサービスの体験を通じて西新宿の取組みを体感する場。
- 11号街路上下、中央公園ファンモアタイムひろば、4号街路、都民広場で面的に実施。
- 来場者数 約6万人





分析と今後の展開
調査内容①:歩行者交通量調査
調査概要:LOVE(新宿警察署裏)交差点を中心に、イベント開催の有無及び平休日別に歩行者交通量調査を実施
調査日 :平日 〔イベント〕10月17日(金) 〔平常時〕11月6日(木)
休日 〔イベント〕10月19日(日) 〔平常時〕11月3日(月祝)
調査内容:7:00~21:00、進行方向別、時間帯別、分離別にマニュアルカウンターを用いて数量測定、
横断歩道4か所、歩道断面8カ所(計12か所)
調査結果:LOVE交差点横断歩道は、イベント時は平日休日共に約5~20%増加。
イベントピークの昼の時間帯は、平日で約50%、休日で約35%増加(新宿アイランド-新宿三井ビル間)
都庁街区で開催のスマートシティフェスタとの回遊動線として、新宿三井ビル前は約40%増加。
調査内容②:AIカメラ分析によるLOVE交差点2段階横断者の傾向把握
調査概要:LOVE交差点 新宿センタービル角にカメラ3台設置
新宿野村ビル、新宿三井ビル、新宿アイランド方向を録画し、AI等により2段階横断者の割合を分析
調査日 :10月17日(金)、18日(土)、19日(日) 11:30~13:30 計6時間
調査結果:横断歩道の歩行者の内、平日は約20%、休日は約25~30%の割合で2段階横断する傾向
調査内容③:利用者アンケート調査
調査概要:国土交通省「まちなかの居心地の良さを測る指標」による「寛容性」「期待感」「安らぎ感」「安心感」の
評価項目に基づいてアンケート調査実施
回答総数:10月17日(金)220件、10月19日(日)72件 合計292件
調査場所:新宿アイランド広場、新宿三井ビル前
調査結果:平日はワーカー参加率、休日は居住者の参加率が高い
平日休日共に、「寛容性」の高い空間の仕掛けづくりが求められている
今後の検討事項
今後もパイロットプロジェクトや社会実験を継続し、再整備方針の実現を目指す




